スピリチュアルって危ないもの、そう思っている方もおられるかもしれません。
実は、スピリチュアルとの関係性を間違えると、自意識過剰になってしまったり、目に見えない情報に翻弄されてしまったり、すごく生きづらくなったり、非常に危険なのは間違いありません。
今日は、スピリチュアルスクールをやっていた僕だからこそ経験してきた危険性を書いてみたいと思います。
スピリチュアルの危険性
スピリチュアルの世界に足を突っ込むと、「色んな意味で危険」ということが言われていますよね。
もちろん、スピリチュアルヒーリングや占い師に騙されたり、宗教にお金を貢いでしまうなど、金銭的な危険性もあります。
そこで、これまでスピリチュアルスクールを運営してきた僕が、教える側の立場として感じたスピリチュアルを学ぶ際の危険性を3つ書いてみたいと思います。
その3つの危険性とは
- 自意識過剰になり、傲慢さが増していく
- 見えない情報に翻弄されていく
- 現実世界でより生きづらくなる
になります。
自意識過剰になり、傲慢さが増していく
私は以前、ペンジュラムセミナー、エネルギーワークセミナーを経て、訓練会でスピリチュアルの能力を訓練して磨いていくスクールをおこなっていました。
そこで感じた最初の危険性は、人格や性格が別人のようにガラリと変わってしまう人が数人出て来てしまったことです。
「自分は他の誰よりもすごい存在だった」という思い込み
そのスクールでは、過去生や魂、目に見えないサポーターなどを見ることもやっていました。
セミナー中や、訓練会では、僕が一緒に確認しながらペンジュラムを振ったり、リーディングをしたりしていたのですが、受講生は一人になった時に、確認をしてもらわない状況で色々とペンジュラムを振って聞いてみたり、リーディングしたりしてしまうのです。
その一人でおこなっている時に
「自分の過去生はこんなに偉い人だったんだ!」とか
「先生よりも自分の方が高いレベルの魂が宿っている!自分ってすごい!」とか
「自分にはとんでもないサポーターが付いている!すごい!」など
自分はこんなにもすごい人間だったんだ!と思い込み、勘違いした状態で世間を見始めます。
そして、それがだんだんと言葉や行動に現れてくるようになるのです。
勘違いしたマウントを取り始める
「他の誰よりも自分はすごかったんだ!なぜ今まで気づけなかったんだ!」
そういう自意識が芽生え始めると、言葉や行動に徐々に現れてきます。
- 「あの人の魂はこのレベル、私の魂の方がレベルが高い」
- 「自分の過去生はキリストで、あの人は遊郭にいた花魁だから私の方が偉い」
- 「あの人にはサポーターはただの天使、私のサポーターは創造主がついている」
そんな自意識過剰になってしまった人がその思いを隠せるわけもなく、人に対してマウントを取るような発言や、見下すような態度を取ったりしてしまうのです。
自意識過剰になってしまう理由
こうなってしまうのには、理由があります。
それは、心が弱いからです。
特に、この現実世界で、
- 何かを成し遂げた経験が無かったり
- 「人からまだ認められていない」という思いを無意識に持っていたり
- 無意識レベルのどこかで「自分は誰よりもすごいはずなのに、何でみんなわからないんだ!」という思いを持っている人
など、劣等感が入りじ混じった傲慢さを持っている人が、そうなってしまう傾向にあります。
逆に、
- 何かを成し遂げた経験があったり
- 「みんなに認めてもらう必要はない。自分を認めてくれている人はいる。」という安心感があったり
- 「みんな人には無い才能をたくさん持っているな、僕にも何かの才能があるはずだから、磨いていこう」
という謙虚さと優しさがある人は、スピリチュアルの訓練をしても自意識過剰になったりはしません。
そこから抜け出すには
一旦、自意識過剰さが肥大しまうと、誰かが目を覚まさせてくれない限り、正常に戻ってくることは難しいです。
「ちょっとおかしくなってますよ」と柔らかく伝えても、自意識過剰になってしまっているので、心に湧き上がるのは「おかしいのはそっち」という感覚が出てきてしまうからです。
なので、誰も目を覚ましてくれなければ、多分そのまま人生を歩んでいくことになってしまいます。
こうなってしまうと、人生自体に影響が出てしまい、非常に危険です。。
見えない情報に翻弄されていく
スピリチュアルを学ぶことでの2つ目の危険性は、目に見えない情報に翻弄されてしまうことです。
筋肉反射を利用したペンジュラムを振ったり、目に見えないエネルギーを読み解くリーディングを訓練して行くのですが、やはりその精度を見極める立場の人がいる状況下で訓練をおこなうことが重要になってきます。
それは、目に見えない情報の中には、自分に必要の無い情報もたくさんあるからです。
目に見えない次元
目に見えない次元は、数多くあります。
- 天界系
- 悪魔系
- 自然系
- 宇宙系
- 神社系
- 妖怪
- 鬼
- 龍
などなど。
そのどれもが影響を与えてくるわけはないのですが、現実世界を動かせる主導権を持っている、私たち人間に動いて欲しくて、さまざまな情報を与えてくる存在もいます。
天使だと思っていたのに違った?!
目に見えない次元からの情報はエネルギーとして受け取ります。
それをペンジュラムやリーディングを使って、読み解いて行くのですが、「天使のイメージで現れてメッセージをくれたから天使からのメッセージなんだ」と思っていても、そのことを話している時に出している波動が、どうしても天使に感じられないことが多々ありました。
「ん?天使ってそういう内容の事柄を言うかな??」
そんな感覚です。
つまり、天使の姿をして、心の弱さを増幅させるために悪魔がささやきかけることもあるんですね。
目に見えないさまざまな情報に翻弄されないためには
目に見えない情報を見極めるには、時間が必要です。
それは、目に見えない情報(エネルギー)の質感を心で感じ取るということが必要だからです。
もちろん、弱さを乗り越える強き心を持っていない人は、心の感度も低いため、見極めがしづらいと思います。
なので、目に見えないさまざまな情報を嗅ぎ分け、選別するには、かなり心を鍛えておく必要があるのですね。
そしてもう一つ付け加えるのであれば、目に見えない情報を主体として人との話を進めないことです。
人が関わるということは、情報に翻弄されている人がその話す相手を巻き込んでしまうということになります。
そうすると、目に見えない情報に巻き込まれる人がどんどん増えて行きます。
そうなってしまうと、複数人の生活環境に影響を与えてしまうため、非常に危険です。
現実世界でより生きづらくなる
スピリチュアルを学ぶ上で3つ目の危ないことは、現実世界で生きづらくなるということです。
上記の1つ目(自意識過剰になってしまうこと)と2つ目(目に見えない情報に翻弄される)の行き着く先は、生きづらさです。
孤立してしまう
1つ目は、「おれはお前らのレベルとは違うんだ」と、ずっと人を見下しているため、その雰囲気が自然と出てしまい、孤立してしまうでしょう。
心を通い合わせられる仲間が出来ません。
心を通じ合わせるためには、相手の心をしっかり感じ取ること。
自意識過剰が完治して、相手の心に寄り添えるようになれば、生きづらくなくなると思います。
現実化に必要な情報が入って来づらくなる
2つ目は、目に見えない情報ばかり気にしているため、現実化のために必要な情報が入ってきません。
生きやすくするためには、自分の進みたい未来をどうやって構築して行くか?それを真剣に考え、その情報やヒントだけに目を向けること。
友達が欲しいと思ったら、どうやって友達を作るかの情報が必要ですよね。
個人事業主で食べて行きたいと思うのであれば、どうすれば稼げるようになるのかという情報が必要ですよね。
そうやって、目に見えない情報に翻弄されず、現実化のための情報集めを出来れば、生きやすくなると思います。
スピリチュアルを学ぶのは心を鍛えていないと上に危ない
まとめになります。
自分の弱さを乗り越えられる心の強さを持っていない人が、スピリチュアルを学ぶのは非常に危険です。
なぜならば、その自分の心の弱さに、ささやきかけてくる目に見えない存在が必ず近寄って来るからです。
私は、そういう受講生をたくさん見て来ました。
もちろん、心がしっかり鍛えられて、弱さにつけこまれないような受講生もいました。
僕がこれからやって行きたいのは、現実化に特化したスピリチュアルスクール。
上記の1つ目、2つ目、3つ目のような心の状態だと、現実化は非常に難しいでしょう。
ですが、現実化に特化した能力だけを鍛えて行くことで、生きやすさは増しますし、現実面が豊かになっていくと思います。
スピリチュアルは扱い方によっては、危ないものになってしまいますが、能力を使ってしっかり実現化できれば、それは大きな自信となります。