インナーチャイルドの癒し方や診断方法/カウンセリングの中でわかること

子供の時期が何かしら強い思いを抱いたことある人には、ほぼ全員インナーチャイルドが存在しています。

そのインナーチャイルドが表層意識にまで登ってくるかどうかだけの違いです。

今回の記事で、インナーチャイルドの癒し方について何かヒントになればと思います。

インナーチャイルドとは

インナーチャイルドとは、自分の内側にいる子供という意味です。

通常、子供から大人になると、社会に適用するために子供の部分は出さなくなり、大人としての立ち振舞や、常識を身に着けて人に迷惑をかけないようにします。

ですが、ある条件が重なると急にインナーチャイルドが出てきて、子供の頃からの癖や感情、思考パターンが表に出てきます。

子供の頃に強く思った寂しさ、怒り、恨み、悲しさ、またはそれを表に出してしまったことで心に傷を負って感情を殺す癖など、抱えている問題事によってインナーチャイルドの性格はさまざまです。

 

カウンセリングと診断方法

スピリチュアル的なアプローチでの診断方法は、まずは今現在の癖や問題事をカウンセリングで見ていきます。

主に、感情の部分です。

 

子供というのは、この世に生まれてからの期間が短いため、相手に物事を伝えるということがうまくできません。

なので、感情で表現するしかないのです。

しかも、感情で伝えても上手く伝わらないこともあります。

つまり、「伝えたい」という強い思いと、「伝わらない」というもどかしさを両方抱えており、それが感情爆発の癖、もしくは感情を消す癖になってしまうことにつながっているのかもしれません。

その時の強い思いが自分の内側に残っていて、インナーチャイルドになってしまっていることが多々あります。

 

当スピリチュアルスクールに通う受講生の方のインナーチャイルドもたくさん見てきて、癒し方もレクチャーしてきましたが、この記事では、僕自身がどのようにインナーチャイルドを癒してきたか?を書いてみたいと思います。

 

伝えることを諦めた子供

インナーチャイルドは、子供の時に強い思いを持ってしまった人であれば、誰もが持っています。

もちろん僕の中にもありました。

僕の中には、気持ちが伝わらない寂しさ、諦めがありました。

 

気持ちを自由に表現すると、友達をイラつかせて叩かれる。

「僕は何も言わない方がいいんだ…」と常に思っていました。

そのインナーチャイルドが原因で吃音症になり、それが30代中盤まで続きました。

 

で、どうやってそのインナーチャイルドを癒せたのか?というと、伝え方を磨いて、人に物事をわかりやすく伝えることができるようになったときに、吃音症はやわらいでいきました。

つまり、「僕は伝えることは無理なんだ」と思い込んでいる子供の自分に、今の自分が「大丈夫!ほら、ちゃんと伝えることができるんだよ。」と背中を見せてあげると、そのインナーチャイルドが持つ思い込みが外れ、消えていきます。

 

2つの癒し方

インナーチャイルドの癒し方は、主に2つのアプローチ方法があり、それは

  1. エネルギーワークによるアプローチ
  2. 現実的アプローチ

になります。

①のエネルギーワークによるアプローチは、当スピリチュアルスクールの中級セミナーでレクチャーしています。

ですが、エネルギーワークでエネルギー状態を変化させたとしても、本人の心持ち次第では元のエネルギー状態に戻ってしまうことも多々あります。

なので、エネルギーワークで完全に癒せる部分は、あくまでも軽い部分です。

元に戻ってしまうような根強いインナーチャイルドには、②の現実的アプローチが必要不可欠になってきます。

 

癒す言葉よりも効果あり

①のエネルギーワークでのアプローチは、そのインナーチャイルドによって癒すための言葉を見つけて行きます。

その言葉は、インナーチャイルドと心を通わせることで見つかります。

決して、「ありがとう」や「ごめんなさい」や「愛してる」といううわべだけの言葉だけでは、インナーチャイルドは癒やせません。

心を通じ合わせるから、必要な言葉が見えてくるのです。

 

ですが、どんな言葉をかけても、納得してくれないインナーチャイルドもいます。

上記に書いた、僕の中の「伝えることを諦めた子供」がそうです。

この場合は、表層意識の僕が親となり、現実的に人に対してわかりやすく伝えるということを繰り返しおこなって行くことで、インナーチャイルドが伝えられることを納得せざるを得ない状態になるのです。

「親(自分)の背中を子供(インナーチャイルド)に見せる」という現実的アプローチは、癒す言葉をかけるよりも、かなり効果が高いと感じています。

 

現実を変化させる癒し方は簡単ではない

癒す言葉よりも効果がある現実的アプローチですが、簡単に書きましたが、実はそう簡単ではありません。

なぜならば、「もう伝えることを諦める」という頑なインナーチャイルドがいて、たまにそれが勃発する中、表層意識の自分は、「もっとわかりやすく伝えたい」という気持ちを強く持って、伝えることを学び、伝えることを実践していかなければいけません。

つまり、高く飛びたいと思っているけれど、足を持って下に引っ張るもう一人の自分がいるという状態なんです。

飛ぼうとすればするほど、真逆の力が働く。

それはそれは、めげそうになりますよね。

 

光の無意識と協力しあう

自分の無意識レベルの中には、インナーチャイルドもいますが、インナーチャイルドを無に還す光の無意識もあります。

無意識レベルの中には「もう伝えることを諦める」という頑なな部分があるからこそ「もっと自由自在に伝えられるようになりたい。伝えることを諦めたくない。」という思いも湧き上がってきます。

表層意識の自分は、その光の無意識と協力しあうことで、未来に希望を見出すことができます。

飛ぼうとしても、何度も何度も足首を下に引っ張られる、だけど、引っ張られようともさらに上に飛ぼうとすることを諦めないのは、光の無意識の力です。

どちらが先に諦めるか、根比べですね。

根比べに関しては、光の無意識の方が強いんです。

インナーチャイルドは、闇のエネルギーによって根強く固定化されますが、闇のエネルギーは心の弱い部分を使われて発動します。

心が弱さを使われたエネルギーによって固定化されてということは、心の弱さに負けない部分(光)が根比べで負けるはずが無いのです。

だからこそ、インナーチャイルドを開放し癒すためには、表層意識が光の無意識とタッグを組み、一緒にインナーチャイルドを癒し無に還す必要があるのです。

 

ワークやセラピーはあくまでもスタートライン

まとめになります。

スクールの受講生もそうなのですが、僕自身もインナーチャイルドがどういうものなのか、初めはわかりませんでした。

ですが、エネルギーワークでインナーチャイルドを見つけたり、セラピーを受けて診断をしてもらうことで、自分の内側にいるインナーチャイルドの姿が少しずつ明確化してきます。

なので、エネルギーワークやセラピーだけで完全にインナーチャイルドが癒せるかどうかは別として、自分の中にいるインナーチャイルドをしっかり分析できるようになるためのスタートラインに立つというのは、0から1に進むためにはとても必要なことだと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました