心の底から「変わりたい」と思った人だけが変われる

10年以上も前、僕はとある消費者金融からお金を借りていました。

消費者金融にお金を借りたきっかけは、僕が21歳くらいの時に、旅行先でお財布を盗まれ、お金も帰りの新幹線のチケットも無くなってしまったことがきっかけでした。

そこから、ずるずると消費者金融のカードでお金を借り続けていました。

その時は「借りている」という感覚すら無くなってしまっており、借りることができる上限額が50万円だとすれば、50万円の貯金があるような感覚になってしまっていたからです。

 

そして、奨学金の返済額や、親からの借金を含め、借金が400万円ほどに達した時に、「このままではヤバイ…」と思い、アフィリエイトに取り組み始めました。

ですが、ヤバイと思っていたにも関わらず、「消費者金融は今をしのぐためには必要なものだ」と思っていました。

 

その時、アフィリエイトを協業でやり始めた人に、「実は消費者金融を使ってでお金のやりくりをしている」ということを話したところ、「私はそんな金銭感覚の人と一緒にビジネスはできない」と伝えられました。

なぜかわかりませんが、その言葉にショックを受けました。

そのショックというのは、「傷ついた」ということではなく、「他人からそういうふうに見えるくらい自分の金銭感覚がバグっていたのか…」ということがショックだったのです。

自分の消費者金融に対する感覚を、写し鏡で見せられて、とても恥ずかしかったのを覚えています。

 

そこからすぐ、今ある現金を消費者金融に入れて返済し、足らない分は稼ぎの中から少しずつ返済し、2ヶ月後にはその消費者金融に全額返済して、キャッシングのカードを解約しました。

 

人は、本気で変わりたいと思った時にだけ変わることができます。

その本気の熱量を、どれだけ持続させることができるか。

「借金癖を止めたい」

「今ある借金を返済したい」

心の底からそう思ったのであれば、借金を返済するまで、その熱量を忘れてはいけません。

人の心は意外と弱く、いとも簡単に諦めてしまうこともできます。

だからこそ、変わりたいと思ったのであれば、やり遂げるまでは初心(熱量)を忘れずに最後までやり遂げたいですね。

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